四回目のカーブに差し掛かった。 相変わらず、俺達は先頭で、後からやって来るカタツムリどもを大幅に引き離していた。 このカーブを抜ければ、あとは、少しの直線だけでゴールは、目前だった。 よっしゃ! ラストスパートだ! と、疲れたカラダに最後の力を込めた時だった。 とつぜん、ぐきっ、と足が鳴ったような……気がした。 そして、次にキたのは。 痛ってぇ! ……ってな、足の違和感。