【亜香里】



蓮司なんてもう知らない!!



みんなの前であんな事言うことないじゃん!!



「亜香里帰るぞ。」

「一人で帰りなよ!!」

「うるせぇな。行くぞ。」



無理矢理腕を捕まれて強制連行だ…。



寮に帰ってからもあたしの怒りは治まらない。



「蓮司何てキライ!!」

「亜香里も言うようになったな。」

「もう絶対しないもん!!」

「しないんだな?」

「しな…。」



キスされた。



めちゃくちゃ優しいキス…。



「する?」

「し…。ない…。」

「そう♪」



そしてまたキス。



長くて、溶けそうなキス。



蓮司のキスのせいで頭が回らなくなる。



「マジ触りたかった…。」

「ん。」



素直になっちゃうあたし…。



その後もキスをやめない蓮司はあたしの欲求をどんどん引き出す。