「チビ、起きろよ。おい、亜香里!!」

「はっ!!」



目を覚ますと、ゆうと嵐君はいなくて、真っ暗な駐車場に止まった車の中に蓮司といた。



なんで蓮司!?



「皆はどこ!?」

「バーん中だ。お前疲れてんの?」

「うん。でも大丈夫だよ!!」

「そう。ならいいけど。」



お酒臭い蓮司は、目がすごく色っぽい。



酔ってるのかな?



「天道亜香里さん、今日からヨロシクお願いしますね?」

「ははっ♪何急に!!」

「イヤ、マジで。俺を幸せにしてな?」



そう言って覆いかぶさるようにあたしにキスをしてきた。



甘い甘いキス。



「こちらこそ…。」

「任せろ♪」



蓮司といたらさ、あたしの未来は明るいよね?



結婚はスタートだって誰かが言ってたし。



俺様な蓮司に一生ついてっちゃうからね♪



「あたしの未来、ヨロシクね♪」

「俺の未来もヨロシクな♪」

「愛してるよ蓮司。」

「知ってる。」




END