俺様彼氏とあたしの未来。

だからあたしは蓮司をキレイにしてあげようと思った。



「髪黒くしてあげようか♪」

「マジか♪して!!」



あたしは初めて蓮司の髪を染めた。



黒髪の蓮司もかなりカッコイイ。



「少し切って。」

「あたしが!?ムリだよ!!」

「じゃあ…。恭一の彼女呼んで。」



南ちゃんは美容師の卵だ。



あたしは南ちゃんに電話をかけた。



ヒマだったからすぐに来てくれた南ちゃんは、緊張しまくり。



「蓮司さんの髪を!?あたしが!?ムリですから!!」

「今は何もねぇから気にしないでやって。失敗したらまたボーズにするし。」



南ちゃんは蓮司に言われた通りに切って行く。



本当は蓮司には専属のヘアメイクさんがいる。



いつもはその人に切ってもらってるんだけどね。



勝手に切っちゃっていいのかな?