俺様彼氏とあたしの未来。

蓮司の部屋に急いで、ノックをしてからドアを開けた。



眠ってる蓮司と窓際に立つ鳴瀬さん。



「お久しぶりです、鳴瀬さん。」

「亜香里ちゃん、大変だったね。まぁ俺も大変になるんだけど…。」



鳴瀬さんは優しい笑顔でそう言った。



蓮司はショップのオーナーだしね…。



ケガなんかしてる場合じゃないよ~…。



「うっ…。だぁぁぁ!!いてぇ!!」



急に大声を出した蓮司にビックリしながらも、そばに駆け寄った。



蓮司は熱があるらしく、アイスノンに寝てる。



「痛いの!?」

「亜香里…。いたくねぇよ?って、鳴瀬…。」



蓮司は汗をかいて寝てたみたいで、そばに置いてあるタオルで汗を拭いた。



蓮司が鳴瀬さんと仕事の話しをし始めたから、あたしは持って来た入院セットを閉まった。