しばらくしてから南ちゃんは恭君を連れて帰った。



後はグレイ…。



凜はまだ怒ってるのかな?



「ニクジャガデキタヨ~♪」

「こんな時間に肉じゃがなんて作ったの!?」

「タベテ♪」



あたしが教えた肉じゃがは、あたしのた味がした。



実はグレイって料理上手なんじゃないの!?



グレイが家に来てから、あたしはほぼ毎日グレイに料理を教えてる。



1回しか教えてないのに完璧に作った肉じゃが…。



もしかしてグレイは凜の為に?



グレイの気持ちに気付いたあたしは、何だか少し心が温かくなった。



龍ちゃんに布団をかけて、あたしは一人でベッドに入った。



蓮司とグレイは仕事の話しで盛り上がってたからそのままにしてきた。



きっとそのうちグレイは出て行くから、今は何も言わないね?