俺様彼氏とあたしの未来。

お風呂の中で蓮司を背もたれにして後ろから抱きしめてもらう。



「龍真って飲むと人が変わるな。」

「うん。クドイ。疲れた~…。」



蓮司はあたしのうなじにキスをする。



あぁ、溶けちゃいそう…。



「亜香里痩せた?」

「うん。わかる!?」

「胸が…。前よりなくなった…。」



あたしでさえ気付かなかったのに。



蓮司ってあたしの事よく知ってるんだね♪



「ねぇ蓮君。」

「何?」

「好き~♪」

「あぁ…。反応するからヤメロ。風呂でしたいのか?」

「えっ!?ヤダ!!でも本当に好き♪」



蓮司は滅多に『好き』とか言ってくれない。



だからたまに言ってくれる『好き』はとても大きく感じる。



「俺はもっと好き。亜香里が俺を好きな気持ちの100倍好き。」

「蓮司~♪」



居候がいる今、このお風呂タイムは物凄く貴重だ。