【蓮司】



亜香里がそばにいるとやる気が出ていい。



おぉ、見てる見てる♪



「蓮、お前見られると燃えるタイプなのか?」

「えぇ、でも亜香里の恥ずかしい姿を他の人に見られるのはイヤかなぁ~。」

「あははは♪俺が言ってんのは写真の事だぞ!?」



撮影が無駄に楽しい。



亜香里がいれば俺は何処までも成長出来る気がする。



順調に撮影が終わって、また次の撮影の為に急いで着替えた。



亜香里の所に行こうとして、亜香里を探すと、最悪な奴と話してる。



「亜香里!!」

「やっぱり蓮君の女?カワイイね。すげぇ俺のタイプ~♪」



亜香里に駆け寄ると、翔太が俺に話し掛けてきた。



どこまでも気に入らない。



「蓮さんだろ。亜香里にちょっかい出すな。」



俺はさりげなく亜香里を後ろに隠した。



亜香里は俺の態度に何かを察知して俺の服の裾をギュッと握った。