俺様彼氏とあたしの未来。

やっぱりやる気を出した龍真は気合いで俺とカメラの前に立った。



「何かさっきと違うな…。いいよリュウちゃん♪」

「ありがとうございます♪早く撮ってくださ~い♪」



リュウの笑顔はマジでヤバイ…。



女みたいにカワイイ。



撮影を終えた俺と龍真は次の現場に向かおうとした。



「あれ、誰かと思ったら蓮君じゃないスか♪」

「蓮さんだろ翔太。」

「あ、そっちのチビがリュウ?」



最悪な奴に会ったな…。



リュウを今1番会わせたくない奴。



余計な事吹き込まれたら気の弱いリュウが潰れてしまう…。



「始めまして翔太君。リュウです。」

「翔太さんだろ?チビリュウちゃん。」

「むしろ翔太でいいですかね?もうすぐ僕があなたの上に立つんで。」



はぁ!?



龍真!?



何だその強気な発言は!!



俺はそんなの教えてねぇぞ!?