俺様彼氏とあたしの未来。

「蓮司さんって何者なんですか…。」

「僕はただのモデルだよ光汰君。君は僕には一生勝てないね♪」

「はぁ…。貧弱な奴なら奪ってやろうと思ったのに…。」

「取れるもんなら取ってみろよ。」



光汰は真剣に俺を見てる。



俺より光汰の方が亜香里に近い場所にいる。



ぶっちゃけ不安…。



「はははっ…。無理でしょ…。」

「じゃあ諦めろな♪」

「そうっスね…。ファン止まりにしときます。でも、隙があったらいつでももらいますからね。」

「隙なんて作んねぇよ。良い勝負だったぞ光汰♪」

「こちらこそ♪」



よかった…。



それから俺と光汰のわだかまりは薄れて行った。



「じゃあ俺らは帰りま~す♪先輩、まだこっちにいんでしょ!?」

「6日までな。7日に帰る。」

「じゃあ俺、見送り行く♪」

「おぅ、ついでにグレイも連れて帰ってくれ。」



渉達が帰って、やっと亜香里と二人になれた。