「亜香里♪」

「蓮司…。」



女の子に囲まれまくりの蓮司は、車の外で1人1人握手をしてた。



グレイは助手席で雷おこしを食べてる。



蓮司に近づくと、蓮司を囲んでた子達が道を開けた。



「おかえり亜香里♪」



スゴイ営業用スマイルで抱きしめられた…。



「蓮司…。マジやめて…。最高に恥ずかしい////」



あたしがそう言うと、蓮司はあたしの耳元で囁き始めた。



「おい。いつからそんなに偉くなった?俺のする事に文句言うなんていい度胸だな。なんなら今ここでキスしてもいいんだぞ?」



全然丸くなってない!!



むしろパワーアップしてる!!



あたしは取り合えず蓮司の機嫌を取って車に乗り込んだ。