「1回日本に戻りたいんですけど。」

「う~ん…。ムリだな。諦めろ。」



ムリムリムリムリムリって…。



だったら俺はどうすればいい!?



「よぉ蓮。」

「グレイ!?何で!?」

「見に来た。お前の仕事姿。」

「マジ光栄です。」

「終わったら少し付き合え。」

「はい。」



グレイが見てる…。



ヤバイ…。



今はサヤとベッドの上。



俺らは上から撮られる。



自分で動かなきゃいけないし…。



何よりもグレイが見てる!!



「サヤ、もっと寄って?手はこっち。」

「急に仕事モード?あたし、好きよ?蓮のそう言う所♪」

「グレイにいいとこ見せたいだけ。」



俺のやる気のおかげで、撮影は予定より早く終了。



「お前スゴいな♪じゃあ行くか。」

「はい。」



それからグレイに飲みに連れて行かれて、グレイだけひたすら飲んでた。



思ってたより怖くない…。



俺はグレイと仲良くなれた。



男友達。



女じゃなくて。



男友達ができた。