凛「汚れてないよ!
嫌いになんてならないよ!
なるわけない。
未来はなにも悪い事してない!
…未来はあたしたちの友達でしょ?」

嬉しかった…。

凛がそんなふうに思ってくれていたなんて…。

蓮「汚れてるのは一真とか言う人だよ。
あんな奴といて、よく耐えたよ。
僕は、未来といたい。
今も、今後も…。
この4人で、ずっと一緒にいたい…。」

蓮…。

本当は私だって一緒にいたい…。

でも…。

私は…。

海「未来。
そう思う気持ちも分かるけど、未来ちゃんはどうしたいの?
僕たちと離れたいの?
…僕は離れたくない。
未来が離れたくないなら、離れなくていいんだよ?
僕は、未来の味方だからさ。
凛や蓮もそうだよ。
ね?」

凛&蓮「「うん!」」

海「ほらね?」

どうしよう…。

涙が出そう…。

嬉しすぎて…。

海「辛いときは頼ればいいし、泣きたいときは泣く。
未来は、大人っぽいのがいいとこだけど、大人っぽすぎるとダメだよ?
もっと甘えていいんだよ?」

ダメだ…。

我慢できない…。

海「だから、甘えて?
泣いて?
受け止めるから…。」

未「うぅっ……。
かっ…いとぉ………。」

ぎゅぅ

海斗が、私を抱き寄せる。

未「うぅ…ヒック…私、みんなと…ヒック…離れたく、ない…」

海「よしよし。
それでいいんだよ。」

海斗は、ずっと抱き締めてくれた…。

海斗の胸の中は、とても温かかった。