ガタンッ

ドアの方から音がした。

卒「なんだ!」

卒アル男とその他の男2人が叫ぶ。

?「未来!
大丈夫か!?」

男の人の声がする。

?「よくも未来ちゃんを…。
龍也、頼む。」

龍「あぁ。
てめぇら、やれ。」

龍也と呼ばれた男の人に命令され、全国No.1の金龍が動く。


ちなみに、龍也に頼んだ男は、私のお父さんのお兄さんの雅也さん。

多分、お父さんに言われたのだろう。

海斗、凛、蓮もいる。

お父さん、お母さんもいる。

さっきのメールで、みんなが来てくれた。

1人さえ気付いてくれれば、いいと思っていた。

金龍の人たちは、黄龍の人たちを次々と倒していった。

その間に、海斗が駆け寄って来た。

海「未来、大丈夫か?」

そう言われた途端、止まっていた涙がまた流れ出す。

未「うぅー……。
かっ……いと…ぉー……。
ヒック…。
怖かったよぉ……。」

海「よしよし、もう大丈夫だよ。」

海斗に抱き締められる。

涙が止まらない。

雅「未来ちゃん、大丈夫か?」

雅也さんも近付いて来る。

雅「海斗君、ちょっといい?」

そう言って、海斗と私を離すと、私を抱き上げる。

そして、みんなの所に行く。

力強く、だけど優しく抱き締めてくる雅也さんの腕の中で、震えながら抱きついた。