~蓮☆side~

入学式。

眠い…。

早く、終わんねぇかな…。

隣を見ると、めっちゃ真面目に聞いている海斗。

あぁ、"アレ"があるのか。

(мiκu:『"』これ、いるか?)

付けたの、мiκuだろ…。

(мiκu:はい。
そうでした…。)

うん。


まぁ、海斗の用事は俺には関係ねぇな。

寝るか…。

……………………。

海「はい!」

うわっ!

なんだ?

……………。

アイツか…。

ステージでドヤ顔して俺を見てる、新入生代表…。

くそっ…。

海斗め…。

気持ちよく寝てたのに、起こしやがって!

アイツ、絶対わざとだろ…。

(мiκu:そうです。)

うるせぇ…。

(мiκu:蓮の睨み、全然怖くないから。)

うぅ…。

そうですよn…。

(мiκu:うん!)

はぁ…。

海「…新入生代表、白井海斗。」

ヤツの長々しい話が終わった。

そして、ヤツが戻ってくる。

(мiκu:その呼び方、やめなよ…。)

やだ!

(мiκu:ふぅん…。
蓮君は、私の話が聞けないのかなぁ?)

いっ、いえ!

そんなことはないです!

(мiκu:そっか☆)

怖っ!

(мiκu:蓮君、何か言ったかなぁ?)

そんなことはないです!

(мiκu:ならいいよ☆)

蓮は、これ以上мiκuに何も言わない方がいいと思った。