「ねえ、由依奈。やっぱり、うちの社長が一番ね」 「現金ね~」 お局様から庇ってもらい、美加は超ご機嫌だ。 「ほら、二人とも!仕事よ」 「はぁい」 お局様に、背中を叩かれ、あたしたちはデスクに向き直る。 「メールの通り、我が社がトップを維持するの。分かった?」 お局様も、気合い充分だ。 「分かりました」 それにしても、ここって、いつの間に業界トップになってたの!?