太陽と月(第3章まで公開)

「しかも“テスト前やから”って何? ろくに勉強もしてないくせに…。“暗いヤツ”とか“真面目っ子”って思われるのがオチやん! …ノリの悪い」
美衣子が人差し指を立てて、駄目だしをする。
「あ、どうしよう…」
彼女の言葉で、幹はやっと自分の失敗に気がついた。
「まあ…言うてもぉたもんは、後悔してもしゃあない」
アワアワとする彼女に、美衣子はため息をつく。
「あぁぁぁ、もう最悪やぁ」
幹は、今にも泣きだしそうな声で叫んでいた。