「まぁ、礼ちゃんは好きな子もおらんっぽいし」
「え? あの子、とっくに3組の徳川と付き合ってるで」
仲間を探し…自分を落ち着かせようとする舞に、純子は衝撃的な一言を放った。
舞は、知らされてなかった事実に凍りつく。

「あっ、舞ちぃ!」
教室に一歩足を踏み入れると、日焼けした顔がズラリと並んでいる。
舞の姿に気がついた夏子は、田中の席から声をかけてきた。
「はぁあ、皆ラブラブになってくし」