「トイレかな?」
キョロキョロと、幸子が廊下を見渡す。
その隣で、舞は勇心の背中を眺めていた。
…振り向けっ!
気づけっ!!
目に力を込めて、必死に念を送る。
すると、念が通じたのか?
勇心は、ふと振り返った。
…あっ!
舞の顔は、思わず赤くなっていく。