純子は、少し悲しそうな目で舞を見つめた。
図星をつかれ、舞は黙り込んだ。
足を止めたまま…立ち尽くす2人を、重い沈黙が包んでいく。
「似合ってるよ!…きっと勇心も驚くよ」
うつむく舞に、純子は明るく笑いかけた。
「純子…」
「負けりなよ! 頑張りっ」
太陽みたいに暖かい純子と歩く…学校までの道。
変化した彼女に、たくさんの視線が降り注いでいた。