「…激細やん」
手鏡を手に、舞は呆然となり…片手で眉をなぞる。
「…眉ペンで書けば、ちょうどいい感じになるから…」
やっぱり…失敗したのだろうか?
京子は、必要以上に笑顔を向けてくる。
「‥‥‥」
舞は、疑いの目を京子にぶつけた。
すると、突然、顔に幸子の手が伸びる。
「今度は何っ!? もういいって!」
「痛いとかじゃないから」
…幸子は、ポーチから様々な化粧品を取り出し…ニンマリと微笑んだ。