「…わぁ。なんか…違う人みたい」
明るい茶色の髪の毛が、顔の表情を明るくしてくれる。
舞は、変化した自分に微笑んだ。
「…じゃあ、次はあたしの番やな」
そう言って、京子は鞄から毛抜きとカミソリを取り出した。
「痛いっ!! 無理っ、無理無理っ!! ほんまに痛いってば!!!」
今まで感じたことのない痛さに、舞は泣き叫ぶ。
「いけるからぁ!! ちょっと‥動かんといてって!!」
ムキになる京子を助けるかのように、由美と幸子は舞の両腕をガッシリとつかんだ。
「これ、虐待やん!!」
目尻に涙を浮かべ、舞は手足を振り…バタバタと騒ぎ立てた。