「あ、舞…」
立ち尽くす舞を見つけ、純子はバツが悪そうな表情で近づいてきた。
…目が離せない。
派手な身なりをした…可愛い女の子たちと、勇心は楽しそうに騒いでいる。
「…帰ろ」
視界をふさぐかのようにのぞき込み、純子は苦笑いをする。
「…うん」
ジッと見ているのに、勇心は気づいてもくれない。
舞は、モヤモヤとした気持ちのまま…彼から目をそらす。
舞は家に帰ると、鏡を手に取り…自分の顔を見つめた。