…ほんまにちっちゃいな、この子。
舞は、彼の姿を無言で見下ろしていた。

「日向さんて、6年のクラスから1人なん?」
張り切ってたわりには、席についてから真面目に話を聞くわけでもなく‥彼は隣のクラスの男子や舞に話しかけてばかり。
「…うん」
気にしていることに触れられ、舞は不機嫌な表情でそっけなく答える。
「いいなぁ、めっちゃラッキーやな!!」