「なんで…って。」


悲しそうに私を見る瞳に、何も言えなくなってしまった。


無駄に顔が良いから、こういう顔も様になっちゃうところが凄い。


「アキちゃん、俺肩組んでても良いでしょ?」


「いや、その……

って、だ、ダメに決まってるでしょ!!」


キランッと効果音がなりそう王子様スマイルに、一瞬怯んでしまった。