「うーん。 でもあの二人が怪我したら社長に怒られるんだよね…。 ってか、もしかして今も怒ってる?!」 “篠原さん!!”眉毛をピクピクさせながらイラついている社長を思い浮かべて、身震いした。 「え〜アキちゃんどこ行くの?」 今の内に謝っておこうと腰を上げた私に、雪哉が食いついて来た。 「ちょっと社長んところに行ってくるね。 行かなきゃ、後が怖いから」