家に帰って、寝て、起きて水分とって、また寝て・・・夜になって、お姉ちゃんが「美奈?ご飯だよ。起きて来れる?」って来た。
起きてリビングに行ったら、潤がご機嫌でおもちゃ振り回してた。
「潤は、すっかりいいの?」
「うん。もう何ともないみたい。昼はよく寝たんだよ。あんなに寝たら、夜ねてくれないかもってくらい。熱もすっかり平熱になったし、大丈夫よ。」
私の方は、昼間は座薬のおかげか注射のおかげか熱は微熱くらいまで下がったけど、夕方から上がり始めて、今は38度6分ある。
この状態で慶太がくるか、修先生が帰って来たら、絶対、また、診察されちゃう。はやく熱下がんないかな?
お姉ちゃんと潤と3人でご飯食べたけど、あんまり食欲なくて少ししか食べれなかった。
食べた後、ソファーに座って、テレビ見てたら、修先生と慶太が帰ってきた。
潤がご機嫌で修先生に抱かれ、「潤はすっかり元気だなぁ。美奈ちゃんは、まだしんどそうだね。」って修先生は言った。
慶太に、「美奈?熱計った?」って聞かれ、「うん。さっき8度6分だった。」って言ったら、「そっか、しんどいなぁ。ちょっと診察していいか?」って聞かれた。
聴診器出してきて、「美奈?胸の音きかせてな。はい、吸って・・・吐いて・・・。背中も診せて・・・はい。いいよ。ノドも見せて。あーん・・・はい、いいよ。のど痛い?」
「うん。ちょっと。」
「薬は飲んだ?」
「うん。ちゃんと飲んだよ。」
「そっか・・・座薬入れるか?熱しんどいだろ?」
「ううん。嫌だぁ。。。涙」
「泣くほど嫌かぁ。じゃあ、様子みよっか。何にもしてないうちから泣かない。」って言って私の頭を撫でた。
しばらく、リビングにいたんだけど、しんどくなってきて、部屋に行くって言って、慶太と一緒に部屋に来た。
「美奈?大丈夫か?熱、上がってるかもなぁ。ちょっと計ってみよ」って体温計を挟まれた。すごく怠くってされるまま。体温計が鳴って、慶太が取った。
「わぁ、高いなぁ。このままだと寝れないだろ?待っててな。」って言って立ち上がろうとしたから、慶太をつかんだら、「大丈夫だよ。すぐ戻ってくるからな。」って言って出て行った。