学園祭当日、多くの人でにぎわってた。
メイドカフェも大盛況で、休む暇がないくらい、コーヒー沸かしたり、お茶入れたり、ケーキ出して、お皿洗って・・・交代時間には、慶太と一緒にあちこちまわったんだ。お姉ちゃんと修先生も二人であちこち回ってた。お姉ちゃんにとっては母校だし、知り合いにもいっぱい会ったみたい。

慶太が「女子校って元気いいね。男子がいない分まで女の子が活気づいてるように見える」ってちょっと女子校に圧倒されたって・・・
私もそう思うんだよね。男装してる生徒もいるし、はっちゃけてるって感じだもん。

学園祭が終わって、片付けとかしてたらすっかり遅くなった。お姉ちゃんが心配するから今から帰るって電話したら、「あれ?慶太さんが門のところで待ってるって言ってたけど?」なんて聞いて、あわてて、慶太に電話した。
門の前に車とめて待ってくれてた。
「慶太、ありがとう。ずっと待っててくれたの?」
「いいよ。今日は、片付けとかで遅いだろうって思ってたし。ご飯食べに行こ?何食べたい?」
「うん。何しようかな?パスタ?とか麺の気分だけど、いい?」
「オッケー。じゃあ、国道ちかくのとこでいい?」

慶太とイタリアンカフェでパスタとサラダのセットを食べてから家に帰った。
今日は疲れてるだろうから早く寝なよって慶太に言われたけど、心配されようにも、ベッドに入った瞬間から意識不明でぐっすり眠った。