「美奈、荷物の整理するね。今日は、たくさん吐いちゃってるから、お腹を休めた方がいいんだって・・・だから、食べ物とかは買ってこなかったよ。」
「うん。。。」頭が痛くって、しんどくてあんまり返事ができないでいると
「美奈、しんどいんでしょ。しょうがない子ね。。。」と言いながら、トントンしてくれてお姉ちゃんの手に安心して眠ちゃった。

夜中に咳がでて、苦しくなって目が覚めた。
「ゴホッゴホッ!!ゼーゴホ・・・」どうしよう。しんどいよ・・・ナースコール押さなきゃ・・・
必死でナースコール押したら、「そうしました?すぐ行きますね」って聞こえて、答えられなくて、咳き込んでいたら、岩本先生と修先生が来てくれた。

修「美奈ちゃん、しんどいね。吸入しようね。ゆっくり、スーハーできるかな?・・・岩本先生、無理みたいだから、気管支拡張剤持ってきて!美奈ちゃん、スーハーだよ。大丈夫だよ・・・」
岩本「持ってきました。美奈ちゃん、腕出すよ。ちょっとチクってするよー」という声とともにチクって痛みが腕にきた。注射されたんだってわかったけど、苦しくてそれどころじゃなかった。
だんだん、落ち着いてきたら
修「美奈ちゃん、もう大丈夫だね。胸の音、聞かせてね。服めくるよ。ゆっくりスーハーしててね・・・はい、いいよ。熱計ろうね。」
ピピピ
岩本「39度5分です。」
修先生「高いね。美奈ちゃん、このままだと朝までにまた、しんどくなっちゃったら困るから、座薬がんばっとこうね。岩本先生、入れてあげて。落ち着くまで様子見てお願いします。」といって、修先生は行っちゃった。発作の疲れからか抵抗する気力もなく、看護師さんにズボン下げられて、押さえられて、岩本先生に座薬を入れられちゃった。

看護師さんが出て行っちゃって、岩本先生が「ゆっくりおやすみ。しばらく様子見てるから安心して寝てね・・・」と部屋にいてくれた。

朝になって
「美奈ちゃん、朝よ。熱計って、ご飯たべようね。」って看護師さんが朝食と体温計を持ってきた。
ピピピッ
「熱は38度だね。ご飯食べられるだけでいいからね。ゆっくり食べてね。」といって看護師さんは行っちゃった。
まだ、しんどかったし、食欲なくて食べないでいたら、岩本先生がきた。
「美奈ちゃん、食べられる?ちょっとでもいいから、食べてみて?」と先生が口におかゆを運んでくれ、少しだけだったけど、食べた。
「美奈ちゃん、えらかったね。食べられたから、飲み薬を飲もうね。点滴は、まだ、続けた方がいいから、邪魔かもしれないけど、我慢してね。」いって、薬を飲ませてくれた。