1日の終わりを意識してしまうと、途端に身体を支えていた気持ちが弱くなった気がした。
気が抜けてしまったのかもしれない。
さっき入れた気合いはどこへやら、身体の痛みと疲労が感じられて思うように動いてくれない。
もうすぐとは言っても距離が短いとは限らないのに身体は止まることを求めている。
「まだまだ。」
自分で自分を奮い立たせる。
懸命に前を目指そうとも、程無くしてシイラの異変はオーハルに伝わってしまった。
「疲れましたか?」
前のオーハルから声がかかる。
少しペースが落ちかけているのを気付いたのかもしれない。
「大丈夫、森は早く抜けないとね。」
なるべく声を弾ませ、やる気をオーハルに伝える。
今のシイラにはそれが精一杯の強がりだった。
「そうですね。」
思い通りに伝わったようで前から笑い声が聞こえてくる。
「その心意気には感心しますが、今日はもうこの辺にしておきましょう。」
そう言うとオーハルはシイラの肩にかけてある荷物を奪い、前方を指した。
気が抜けてしまったのかもしれない。
さっき入れた気合いはどこへやら、身体の痛みと疲労が感じられて思うように動いてくれない。
もうすぐとは言っても距離が短いとは限らないのに身体は止まることを求めている。
「まだまだ。」
自分で自分を奮い立たせる。
懸命に前を目指そうとも、程無くしてシイラの異変はオーハルに伝わってしまった。
「疲れましたか?」
前のオーハルから声がかかる。
少しペースが落ちかけているのを気付いたのかもしれない。
「大丈夫、森は早く抜けないとね。」
なるべく声を弾ませ、やる気をオーハルに伝える。
今のシイラにはそれが精一杯の強がりだった。
「そうですね。」
思い通りに伝わったようで前から笑い声が聞こえてくる。
「その心意気には感心しますが、今日はもうこの辺にしておきましょう。」
そう言うとオーハルはシイラの肩にかけてある荷物を奪い、前方を指した。