「どうしたの!?」 私は透かさず聞く。 すると彼は、なんでもなかったように 私の頭に手を置いて、 「あんまり無理すんなよ.....。」 そう言う彼はどこか寂しそうに見えた。 このとき 私は、直人の気持ちに 気づいてあげられなかったんだ。