___________________* 私達は時間が許す限り たくさん喋った。 そのとき ドアが開く音がした。 ―――ガラガラガラ にっこりと笑った 彩菜が花瓶を持って立っている。 「お話おわりましたかぁー!? もう、いつ入っていいかわからなかった~。 ......なんてね~」 この様子を見ると彩菜は ずいぶん前からドアの前にいたようだ。 私と弘樹は、苦笑い。