砂時計



病室には嫌な雰囲気。



忘れかけられていた弘樹が


口を開いた。


「おい、正木言い過ぎじゃねぇ~。」


弘樹は笑いながらそう言った。



「私。あんな子嫌い。

天然なふりしてずうずうしい。」


彩菜ははっきりと言った。


そうしてまたこう続けた。



「ってかさ、弘樹なんであの子いたの!?」



私も聞きたかったことだ。




すると、弘樹は焦っていた。