「名前...なんていうの!?」 俺はさりげなく聞いた。 「あたし!? 栗牧麻矢だよ。 えっと、あなたは...」 「坂浦弘樹!!よろしく」 「ねぇ。またここに遊びに来ていい!?」 「おう!!いつでも来い!!」 すると彼女は満面な笑みでにっこりと笑った。 雲と雲の隙間からは 夕焼けが覗き込んでいた。