砂時計





追いかけなきゃ。


追いかけなきゃ。



私の本能がそう叫んでいる。



でも、体は動かない。




「・・・・・っ


まって、待って!!


わたし、わたし


直人しかいない。



だから・・・・・」




私の声に振り向いた彼は



手を振って夜空に消えていってしまった。