何年ぶりかっていうくらい、 必死に走って体育館裏に 行ったら、 芽衣が男にキスされそうに なっていた。 今すぐにでもそいつを殴って やろうかと思ったけど、 芽衣がいるから我慢した。 そいつの手から芽衣を離して そっと抱きしめると、 体がすごく震えているのが わかった。 「大丈夫かよ??」 こんな言葉しかかけられない 自分がすごく情けない。