今日の4限は自習。 俺の席は窓側の後ろから 2番目。 特にすることもなくて、 寝ようとしたときに 拓真が俺の所に来た。 「よっ、恭哉」 「……」 「ひっでぇ、無視すんなよ」 「……」 ちぇー、といいながらも 話し続けている。 「なあなあ、1組の芽衣ちゃんなんだけどさあ―、 最近男にスゲー告られてるらしいぜ」 …は?? ってゆーか、今こいつ芽衣って言った?? 俺は机に突っ伏していた顔を 勢いよく上げて、拓真を見た。