あたしだけを愛して




もうだめだ、と思って目を閉じたとき…

「…ねえ、こんなとこで何してんの??」



えっ―…??



声がした瞬間、誰かに引っ張られてそのまま後ろから抱きしめられた。


「昼間からこんな所で、
女襲ってんじゃねーよ」



チッ、と舌打ちをして柳原くんはどこかに行ってしまった。