手から離れた輪が落ちた先にあったのは 千秋ちゃんが欲しがっていた ブレスレットだった。 「……!!」 「芽衣お姉ちゃん、すご~い!! ありがとうっ!!」 ―――――――――――― 歩き回って喉が渇いた という千秋ちゃんと、 ジュースを買って神社の 境内で休んだ。 何気なく携帯を開いたら、 夏希から電話がきた