場所は変わって事件現場。 昨日と同じで、特に変わった様子はない。 「取り敢えず、昨日できなかった聞き込みをしますか」 霞が頭の後ろで手を組み、のんびりと言う。 焔美もゆっくりと頷いた。 紘哉も恵一もいる。 けど、一人足りない。 「紘哉サン、ワトコはどうしたんスか?」 「知らない。恐らく、大学にでも行ってるのだろう」 「そうッスか。まぁ、午後から来ますよね」 「アイツならな」