「まぁ、紘哉サンの主張はともかくとしてですね」 「……」 「取り敢えず、僕達部外者はここから出ましょう。やっぱり、身内に任せとくのが一番ッスよ」 霞の言葉に頷くみんな。 紘哉も渋々と頷いた。 そして、階段を降りていく。 「何だかんだ言って、紘哉さんが一番安心してるんじゃないの?」 「うるさい」 羽兎の言葉に反論しつつも、内心ホッとしている紘哉だった。