「シア姫がどうかしたの?」 「うーん……取り敢えず、ついてきてください!」 そう言うと、三津子は皆に背を向けて走り出した。 呆然と背中を見送る一同。 「取り敢えず、ついてった方がいいんじゃないッスか? あの顔、ただ事じゃないって感じでしたよ」 霞に促され、首をかしげながらも渋々と部屋を出た。 「シア……」 「ワトコ、どうかしたか?」 途中羽兎がボソッと呟く。 紘哉が訊くも、彼女は笑って首を横に振るだけだった。