「そう言えば、被害者のパジャマも青だったような……」 「うん!友理奈ちゃんはずっと青を着てるよ!」 「三十になってもか?」 「うん!」 「……」 恥ずかしいなど、そういう感覚は無いのだろうか。 嬉しそうに頷く紘実もピンク色のドレスを着ている。 姉の行く先が不安になる紘哉だった。 「特にコレといって、目ぼしいモノは無さそうッスね」 霞も辺りを物色する。