彼はポケットから眼鏡を取り出し、それを掛けた。 山田からもらっただて眼鏡だ。 それを見た羽兎は、さらに首をかしげる。 「何でさ、今日そんなにオシャレしてんの?」 「……」 黙り込む紘哉。 調子にのった羽兎は、ニヤニヤしながら追い討ちをかける。 「分かった!美人の占い師さんをひっかけるつもりでしょ!」 「そんなわけあるか!」 紘哉は声を上げ、事務所を出ていった。 彼女は棚からホームズのような帽子を取ると、小走りで追いかけていった。