「まぁ、あくまでも選択肢の話は噂ッスけど。 あり得ない話では無いと思います」 「……そうか」 明らかに動揺しているのが分かる。 霞は風船ガムを膨らまし、パチンと割った。 「紘哉サン、何か隠してることがありますよね?」 「いや……別に。隠してると言うか、その噂には一つ間違ってることがある」 「なんスか?」 「……俺は冬也の顔を知っている」