それからあっという間に時間は流れて昼休みになった。 「萌!!!頑張りなよ!」 由菜がガッツポーズをしてくる。 「うん!!!」 あたしは笑顔で返事して教室を後にした。 走って屋上に行く。 優真はもう教室にはいなかった。 もう屋上にいるのかな? 屋上に近づくにつれて鼓動は速くなる。 階段を上って屋上に着いた。 深呼吸をして扉を開ける。 扉の向こうにいた愛しい人。 優真を見る度別れたくないという気持ちが押し寄せてくる。 でももう決めたんだ。大丈夫。