キミが恋した時。



 次の日。
 俺は楓を更衣室に呼び出した。

 人が来ないここだったら、泣かれても大丈夫だから。


「なに?」
 楓は首を傾げて更衣室に入ってきた。
 俺は楓が俺の目の前に立つのを見計らって言った。


「―---…別れよう。」


 楓の顔が凍りついた。
 その瞬間、俺の胸がズキッと痛む。
 俺が、こんな顔をさせてんだな。

「…なんで?」
 だが、楓は若干凍りついてはいるが、強い顔で聞き返す。