「えーと……」 私は冷蔵庫からオレンジとリンゴのジュースを取り出した。 「うわぁ!」 戻ろうと振り返ったら奏がいた。 思わずジュースを落としそうになった。 「ちょっと。」 奏は私からジュースを奪い机に置いた。 何も持ってない私の右手は奏の左手に包まれた。 そのまま私を引っ張った。 .