「あれ?葉一先生?」



誰かが兄ちゃんの名前を呼ぶ。


私と兄ちゃんは振り返る。



「あ!璃穂さん!」




リホさん?


私達の後ろに立っていたのは、
兄ちゃんと同い年位の女の人。


美人さんだなぁ。




「そちらのお嬢さんは?」


私と璃穂さんの目が合う。



「俺の妹です。

ツーブロで手伝いをする」


そういうと璃穂さんの顔がぱぁと明るくなり、



「やっときたー!」




と私の手を握った。



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