「まぁ、仮に佐倉に好きな奴がいたとしたら、それは俺でもなければ奏でもない可能性だってあるしな。」 俺って、性格悪ぃ…。 奏はフッと笑って、 「でも、俺はいくから」 ……カッコイイ事言うじゃん。 「まぁ、頑張って」 「木春もな」 奏は食堂を出てった。 それを確認してから俺は冷蔵庫にもたれかかった。 奏は告るつもりだ。 「……俺…頑張る意味あんのかな……」 結果は分かってる。 なのに、頑張る意味ってあんのかな…。 .